宅地建物取引士
実は僕は『宅地建物取引士』資格を持っ
厳密に言うと、約10年前に合格して登録していなかったのですが、現在登録申請中です。
以前は『宅地建物取引主任者』という名称でしたが、2015年4月1日より『宅地建物取引士』となりました。
「宅建士」と呼ばれることの多い『宅地建物取引士』ですが、試験の難易度・合格率や合格するためにするべきことをご紹介します!
また、合格後に登録申請の方法などもお教えします(^^)
宅地建物取引士試験を受けようか考えている方、勉強中の方、合格して登録しようか考えている方、皆さんのお役に立つと思います♪
難易度と合格率
宅地建物取引士試験の難易度ですが、他の資格と比較してみます。
宅建と同ランクと言われているのは「日商簿記2級」です。
全く畑違いの分野ではありますが、簿記2級合格に必要な学習時間は約150~200時間と言われており、宅建の200~300時間と言われていますのでほぼ同じですね。
また、「ファイナンシャルプランナー(FP)」もほぼ同ランクです。
FPの方がやや易しいとも言われます。
FP試験は税金や保険など日常で関わりのある分野が多く、勉強に取り組みやすいのではないでしょうか。
同じ不動産関係の「マンション管理士」と比べると、「マンション管理士」がかなり難しいです。
マンション管理士の合格率は毎年10%を切っています。
しかし、この2つの試験では民法や宅建業法など共通して出題される分野があるのでダブルライセンスを目指す方も多いです。
宅建取得後にステップアップとして「マンション管理士」を取得するのがオススメです。
「行政書士」や「税理士」は宅建と比べると圧倒的に難易度が高いです。
こうやって比べてみるとどうですか?
意外と『宅地建物取引士』って難易度低いんちゃう?と思いませんか?
その感覚、大事だと思います!
受ける前から「難しそう」「無理やろな」と思ってたら、絶対受かりませんよね!!
これから受験する方は、「自分は合格できる」と自信を持って臨みましょうね(^^)
そんな『宅地建物取引士』の合格率ですが、平成29年度は全国平均15.6%でした。
ちなみに僕が合格した平成19年度は17.3%だったので、その頃に比べると微減しています。
しかし、年によってバラツキがありだいたい15~16 %といったところです。
100人が受験して15~16人しか合格出来ないと思うと難しいように思うかもしれませんが、国家資格の中ではこの合格率は高い方です。
毎年合格最低点が変わるのですが、70%以上正解するとほぼ確実に合格できると言われていますので、決して難関試験というわけではありません!
また、宅建士は学歴や年齢などの受験制限もありません。
学歴がなくても宅地建物取引士資格があれば、不動産会社への就職は有利になると思います。
学歴に自信が無い方は、「この資格持ってます!」と自信を持って言える資格があると良いんではないでしょうか(*^^*)
独学で合格できる?
気になるのは、独学でも合格できるかどうかですよね。
正直、人によります。
僕の場合は通勤が片道40分ほど電車に乗っていたので、往復通勤電車で本を読んでいました。
宅建独学のための本はたくさんありますが、僕が読んでいたのは『らくらく宅建塾』です。
(毎年発売されてますのでリンクは2018年版にしてます)
価格:3,240円 |
本屋でたくさん本をめくってみて読みやすそうなものを選びました。
そして『過去問宅建塾』も購入し、この2種類で勉強し、合格しました。
【新品】【本】過去問宅建塾 宅建士問題集 2018年版1 権利関係 価格:1,944円 |
仕事の日はほぼ毎日往復の電車内で勉強し、昼休みも時間があれば少し勉強したり。
家で机に向かってガッツリ勉強したのは試験前の1ヶ月程で、それまでは隙間時間で勉強しました。
元々こういう分野に興味があり、楽しいと思いながら勉強できたのも合格できた要因の一つかなと思います♪
電車の中は寝てしまいそう…など独学に不安がある方には、通学をオススメします!
同じ年に合格した友人は仕事の定休日に資格の学校に週1回通っていました。
仕事が休みの日に学校に通うと趣味や休息に使える日が減ってしまうので、どちらが自分に合っているか性格に合わせて選んでくださいね♪
登録申請方法
めでたく合格した!という方、おめでとうございます(*^▽^*)
登録申請方法ですが、合格証書と一緒に申請方法の書かれた紙が送られてきます!
なので、心配無用です♪
ですが、合格前に流れを知っておきたい方のためにサラッとお伝えしますね。
【宅地建物取引業の実務経験が2年以上ある方】
①合格する
②必要書類を揃える
③登録申請する(審査期間は約5週間)
④登録完了のハガキが届く
⑤宅地建物取引士証の交付申請をする
⑥法定講習を受講する
※合格後1年以内に交付される方は免除)
⑦宅地建物取引士証が交付される
【宅地建物取引業の実務経験が2年未満の方】
①合格する
②登録実務講習を受講する
③必要書類を揃える
④登録申請する(審査期間は約5週間)
⑤登録完了のハガキが届く
⑥宅地建物取引士証の交付申請をする
⑦法定講習を受講する
※合格後1年以内に交付される方は免除)
⑧宅地建物取引士証が交付される
といった感じです。
地域によって申請先等が変わりますので、申請される方は下記のサイトをご覧ください☆
すぐに宅建士資格を必要とする仕事(不動産会社の営業など)をしない方は、登録申請しなくても「合格」が無効になることはありません!
いつか宅建士資格が必要になった時に申請すれば、同じように登録して宅建士証をもらえますので安心してください♪
実際、僕も合格後10年近く経ってから登録申請しています。
登録実務講習の受講から宅建士証を交付されるまでに約7万円かかります。
就職後に講習や交付申請する場合、会社が費用負担してくれる場合もありますよ!
まだ登録はしておらず合格だけの場合でも履歴書に「宅地建物取引士 合格」は書くことができるので、宅建士資格を活かして就職したいと考えている方はその辺も考慮して登録のタイミングを考えてみると良いと思います(^^)
今回は『宅地建物取引士』についてご紹介しました!
わからないことがあれば経験者としてお答えできることもあるので、是非問い合わせしてくださいね♪