RSウイルス
今回は息子も娘も苦しめられたRSウイルスについて書いていきます。
息子は2歳になる直前、娘は5ヶ月の時にRSウイルスによる肺炎で入院しました。
9月頃から流行り始めると言われているので「RSウイルスで入院」という最悪の事態にならないよう気を付けましょう( ̄^ ̄)ゞ
RSウイルスとは冬になると毎年流行する風邪などの呼吸器感染症ですが、その原因となるウイルスは数百種類にも及ぶと言われています。
中でも乳幼児が最も感染しやすいのがRSウイルスで、その感染力はほとんどの子どもが2歳までに一度は感染すると言われるほどΣ(゚ロ゚;)
秋から春までというかなり長い期間、流行が続きます。
そして一生のうちに何度も感染を繰り返す厄介なウイルスです。
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症状は?
RSウイルスは大人が感染しても軽い鼻風邪程度でおさまることが多いので、病院に行くこともなく自分がRSウイルスだすと気付かないことも多いです。
赤ちゃんが感染した場合も通常は鼻水、咳、38〜39度の発熱など一般的な風邪の症状が出ます。
しかし症状が悪化すると、気管支炎や肺炎を引き起こします。
0.5~2%の乳幼児が呼吸困難などにより入院することになります。
我が子達はこの0.5〜2%に入ってしまったんですね(><)
娘のRSウイルスの時は日中は鼻水と咳が少し出るぐらいで夜になると熱が上がるというのが3日間続き、4日目に素人でも「これは入院になるな」とわかるぐらい呼吸が早くなり辛そうでした。
6月のもう暑くなってからだったので、RSウイルスだとわかった時は驚きました。
どんな子が重症化しやすいか
通常なら風邪のような症状だけで済むRSウイルスですが、重症化しやすく注意が必要なお子様もいます。
生後6ヶ月以内の乳児や低体重で生まれた赤ちゃん、心臓や肺の病気・神経や筋肉の病気がある、免疫不全があるという場合は重症化のリスクが高くなります。
息子は喘息持ちなので重症化しやすいのですが、わかっていて小児科にも通院していましたが入院になりました。
重症化を完全に防ぐことは難しいですが、一般的な風邪の症状でも油断せずよくお子様を観察し、重症化しそうになった時すぐ対処できる心の準備をしておくと安心ですね(^^)
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予防接種は?
こんなに厄介なRSウイルスに予防接種はあるでしょうか?
答えは「あります」!!
シナジスという重症化を防ぐ予防薬があります。
ただ、誰でも打つことができるわけではないんです。
保険適応で接種できるのは、下記に当てはまるお子様です。
・在胎期間が28週以下の場合
RSウイルス感染流行開始時に生後12か月以下のお子さん
・ 在胎期間が29~35週以下の場合
RSウイルス感染流行開始時に生後6か月以下のお子さん
・ 過去6ヶ月以内に気管支肺異形成症の治療を受けたことがあり
RSウイルス流行開始時に生後24か月以下のお子さん
・ 血行動態に異常のある先天性心疾患(CHD)を持ち
RSウイルス流行開始時に生後24か月以下のお子さん
・ 免疫不全があり、
RSウイルス流行開始時に生後24か月以下のお子さん
・ ダウン症候群があり
RSウイルス流行開始時に生後24か月以下のお子さん
条件に当てはまるお子様は保険適応で予防接種が可能なので、かかりつけ医に相談してみましょう。
兄姉がいると…
娘はまだ保育園にも通っていないので、どこでRSウイルスに感染したのかな?と思っていました。
当然、近所にお散歩程度の外出でも感染することはありますが、何となく疑問に思って主治医に聞いてみました。
すると「お兄ちゃんは鼻水出てませんか?」と聞かれました。
言われてみると、ズルズル流れる程ではないけど少し出てるかな?という感じ。
そう答えると「きっとお兄ちゃんRSウイルスなんですよ」と言われたんです!
えっ!でもちょびっと鼻水出てるぐらいやのに!と思ったら、息子はもう4歳なのでその程度で済んでるとのこでした。
これぐらい大きくなると軽い風邪のような症状だけで病院にも行かないので気付かないだけで、感染していたのかもしれません。
周りでも保育園に通う兄姉がいる下の子がRSウイルスに罹り、入院したという子がいます。
同じ家で暮らしていて感染を防ぐのは難しいので仕方ないですが、2人目は早くから色々な病気になってしまいますね(*_*)
早くから免疫を獲得しているとポジティブに捉えましょう!
かかってしまったら重症化のサインを見逃さないように、よくお子様を観察して乗り越えましょう(・∀・)
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