急転直下の倒産通知
僕は入社1年目の新人営業マンでした。
倒産当日もいつもどおり入社し、テレアポで新規開拓に励んでいました。
月末ということもあり、来月にむけての作戦会議、ロープレなど次月に向けての準備もしていました。
お昼も過ぎ15時頃に役職者がよばれ、会議に入りました。
会議はいつも2,3時間あるのですが、今回は30分ほどで終了しました。
なにやら戻ってきた上司の表情が良くありません。
そして訪問に行っていた営業マンを呼び戻せと言い始めました。
先輩社員によると呼び戻すなんて今までで初めてでただ事じゃないとこっそり言い始めました。
確かに新規が必要なのに呼び戻すなんて相当なこととは容易に想像できました。
事業縮小や、自己退職者を募るとか、営業停止、まさか倒産なんてことはないよね、と話していると、上司がみんな聞いてくれと話し始めました
「3月いっぱいでうちの会社は倒産することになった。来月からは有給消化をして、みんな退職になる」と言い出しました。
みんな驚き固まっていました。
次の日から急に会社に来なくていいという内容に皆固まりました、、、
一体これからどうすればいいんだ、、、
倒産を知らされ何をすべきか
翌日片付けで出勤し、その後簡単に経理部から諸手続きの説明があり、終了となりました。
有給消化があるとはいえ、急に無職という現実が突きつけられました。
これからどうしようかをまず冷静に考えなくてはいけません。
僕は既婚者で子供がいたのですが、幸い妻も正社員で働いていたので、子供の健康保険は妻の会社の扶養に値段も変わらず入れることができました。
初めて知ったのですが、子供を扶養に入れる場合は、社会保険の場合料金が変わらないのです。
国民保険の場合は子供も扶養に入れると収入によりますが、保険料が増えることがあります。
年金も家族の収入により減免も可能ですので、区役所、市役所に相談しましょう。
失業保険も会社都合の退職の場合、申請してから7日間の待機期間をへて支給されるので、自己退職で3ヶ月後から支給されるより早く支給されるので、最寄りの職安に相談に行きましょう。
転職の際も会社が倒産したことによる転職でしたら自己都合の退職より、致し方ない部分もあるので言いやすい環境かとは思います。
どれぐらいの会社が消えていくのか
倒産は他人事ではありません。
実際にどれぐらいの会社が生き残っているのか調べてみました。
設立して
生存率
1年:40%
5年:15%
10年:6%
20年:0.3%
30年:0.02%
だそうです。
こうしてみると定年までに倒産する確率の方が高いですし、常に倒産する可能性はあると思っていた方がいいでしょう。
会社に依存するのではなく、いざというときにも、たくましく生き残れる、スキルと精神力を養っていきましょう。
幸せの多様化の時代に突入し、他者と比べるのでなく、自分自身と向き合い、戦い抜くことで、真の幸せ、幸福感というのが出てくると思います。
幸福度ランキングというものが存在しますが、上位はブータンなど先進国出ない場合があるのは、他者と競争が少なく、自己の幸福感が高い国が多いのもそれが一つあると思います。
皆様も自分自身の幸せを探していきましょう。